リーズ、3人暮らし

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リーズ、3人暮らし

~2020年3月に、およそ2年の英国リーズ生活を終えて本帰国しました~

新型コロナウイルスの影響③ ~日本に到着するまで~

ハプニングのフルコースで、てんやわんやの帰国。

2日前にやっと帰国便が確定する

6月本帰国の予定だったので、KLMでチケットはすでに取っていたので、それを変更する作業から。
KLMは、twitterで24時間問い合わせ可能で、それで何度か日付を変更することになった。この事態なので、問い合わせも混んでいる。最終的に、日本の問い合わせ先にskypeで電話をかけた(それもつながるまで1時間半かかった)。
skypeクレジットを£4で購入(最初の1ヶ月無料)できたのは本当に助かった。1時間半も日本にかけたらいくらになっていただろう…。
これでなんとか出発の2日前に便が確定した。

KLM リーズ→アムステルダム
KLM アムステルダム→成田

オランダ経由が若干心配だったけれど、乗り継ぎ時間も少なく、成田着というのも都合がよかったのでこのままに。
このオランダ経由が、のちに大きく影響する。

借りていた部屋は、次に入居の方が決まったので、荷物を多少置いていくことができたのはよかった。
ただ、出発の4日前には外出禁止令が出されて、家族以外と会うことも禁止。
譲る予定だったベビーグッズは、リーズの友人にいずれ外出禁止令が解除されたら取りに来てもらうことにした。
そのせいで、お世話になった方にあいさつすることもできず、突然終わりを迎えてしまった…。

当日フライトキャンセル

リーズから空港へは、1時間に1本空港行きのバスが運行していた。uberも何台か走っていた。
空港へ着くと、1日1便、私たちの乗る予定だった飛行機だけが運行している。空港の入り口が閉まっているし、中国人らしき人達はマスク・ゴーグル・レインコートなどなど、わりとフル装備。空港内も2mのsocial distanceをとるよう言われる。
アムステルダム行きの便に乗ったタイミングで、夫のメールに次のアムステルダム→成田行きのフライトがキャンセルとなったと連絡がきた!
このタイミングでどうするんだ?!と焦る。
ひとまずアムステルダムへ移動してから考えることに。

遠回りしてイギリスに逆戻り

アムステルダムの空港のインフォメーションで、結局ANA便でロンドンへ行き、ロンドン→羽田へ変更してもらう。

KLM リーズ→アムステルダム
BA アムステルダム→ロンドン
ANA ロンドン→羽田

ずいぶん遠回りしてロンドンへ行くことになった…。
幸いだったのは、その日の夕方にロンドンへ行き、そしてロンドンを出発できたこと。どこかで1泊するには子どももいるし、この状況では不安が大きい。実際、空港内で毛布にくるまっている人も見かけたので、なんとか移動できてよかった。

手持ちの離乳食を食べきってしまう

離乳食を3つとバナナを手荷物に持っていたが、リーズ、アムステルダムでそれぞれ待ち時間にあげてしまったので、残り1つ。
最後の1つとバナナは、羽田行きの便に乗ってから夕食の時間帯にあげてしまった。本当はバナナだけにするつもりが、なぜかものすごい食欲だった。CAさんにお願いして、夕食に出ていた丸パンをいくつかもらえたので、なんとか翌日の朝もあげることができた。
完全に誤算だったけれど、やっぱり離乳食は多めに手荷物に入れておかなくては…と改めて思った。

ベビーカーがない、預け荷物もない

当日の便がキャンセルになった時点で、ロストバゲージになるかも、と思ったら的中した。リーズで預けたスーツケース3つは結局羽田で受け取れず、とても身軽のまま家に帰ることになった。
ベビーカーは、スキポール空港で搭乗口のところで渡し、受け取りは羽田空港の予定だった。が、羽田について飛行機を降りたところにいくつか置いてあるベビーカーの中に、私たちのは見当たらず、ひとまず手持ちの抱っこ紐で検疫待ちをした。ベビーカーは最終的に検疫後に受け取ることができた。

ハプニング続きだったけれど、よかったこともある。
ANAでバシネットが使えたのは、私たちの負担をかなり軽くしてくれた。
もう1日がかりの飛行機での移動で疲れた息子は、夜9時すぎにバシネットで爆睡し、5時間も通して寝てくれた。
そして、おとなりさんも同じく駐在で本帰国のお子さん連れ。心強かった。