リーズ、3人暮らし

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リーズ、3人暮らし

~2020年3月に、およそ2年の英国リーズ生活を終えて本帰国しました~

ロンドンにベビーカー連れで行った備忘録

生後90日目。パスポート申請のため、3か月児連れでロンドン1泊してきました。初めての遠出。

ロンドンで子連れ、実際行ってみたら移動は大変で、いつ泣き出すかドキドキもしたけれど、無事に行ってこれたので本当によかった。

乗り物の移動

1、ロンドン地下鉄

・リフト(エレベーター)

思いのほか移動が大変。ロンドンの地下鉄は、リフトを乗り継いで地上階からホームまで行くことがほとんど。複雑な地下鉄は1本で改札からホームまで行けることはほぼない。リフトがない駅もある。リフトがない駅での移動をやめて、ひとつ先の駅まで移動して乗り換えた場面も。

今回は、オイスターカードではなく、普段使っているデビットカードのコンタクトレス機能(Suicaのようにピッと改札を通って行ける)を使ったけれど、混み合う改札口周辺でもたもたすると焦ってしまう。ポケットのある服を着ていればもう少しスムーズだったろうな…。

・ホームと電車間のステップ

ホームから電車に乗る時に段差があるが、長い地下鉄ホームの前方か後方には、電車との段差ができないように少し高くなっている場所がある。ホームが混んでいるときは移動しづらいけれど、段差がないのは乗り降りがとても楽だった。(すべての駅でこうなっているわけではない)

・地下鉄の車内

平日の17時台は帰宅ラッシュで、ベビーカーは肩身が狭かった。どの入り口付近も椅子が折りたたみ式なので、ベビーカーや車椅子をおけるスペースはある。だけど、やっぱりやむを得ない場合でなければ、混まない時間に乗りたい。1分おきに来たりする(!)線もあるので、焦らず次の電車を待つと空いていることも。

地下鉄に何度か乗る中で、席を譲ってくれる人も多かった。混雑時に乗ってしまったとき、席を代わるか聞いてくれた男性がいたが、一度断ったものの、息子が泣き始めて抱っこすることになってしまったことがあった。そうしたら、もう1度席を譲ろうかと声をかけてくれ、ありがたく譲ってもらうことにした。

2、バス

地下に潜らないぶん、バスの方が楽かと思ったけたれど、こちらもメリットデメリットはある。

 ベビーカーがすでに1台乗っていると、場所を詰めてもらったり、逆に詰めたりしないといけないので焦る。車椅子・ベビーカースペースに手すりがあって、スペースに停めるときにどうしても邪魔になってしまう。(うちのはAB型ベビーカーでタイヤ大きめ)

ただ、「ベビーカーを畳まなければ!」と焦る必要はまったくないので、その点はありがたい。ただでさえ、荷物とベビーカーで無事に乗れるかと焦る気持ちがあるので、運転手さんが笑顔であいさつしてくれたりするとホッとする。

バスと電車、どちらがいいかと言えば、地下に潜らなくていい分バスのほうが便利な気はする。ただ、場所によっては電車のほうが乗車時間が少なくて済んだので、「1時間もバスに揺られるのはちょっと…」というときは電車利用でいいかもしれない。

 おむつ替えと授乳の場所

今回、宿以外でおむつ替えと授乳した場所は、公園、大使館内、M&S、ロンドンまでの電車内など。夏なのをいいことに、公園のすみのほうでささっとおむつを替えたりした。ハロッズの中には素敵なチェンジングルームがあるようだけど、今回行くことはなかった。

一番大変だったのは、リーズ・ロンドン間の電車のトイレ。揺れる電車で抱っこ移動は危険だし、車椅子用トイレがたまたま使えず、狭いトイレで揺れながらおむつ替えしたときは、息子も怖かったのか泣いていて焦った。首がほぼ座っていたのでよかったけれど、揺れる車内は危険なので注意!!

授乳は、授乳服を着ていたので、大使館の待合い席のスペースだったり、電車の窓側の席だったりで行った。日本だったら躊躇する車内だけど、なぜかイギリスだと許されるのでは?と思っている私。実際どうなのでしょう?

 宿泊先

7月の観光シーズンもあってか、ロンドンの宿を1〜2ヶ月前に予約したが、満室のところも多かった。大使館への利便性を考えて予約した宿は、なんとエレベーターがなかった!狭い入り口、階段はベビーカー連れには大変で、息子を一度部屋に運んでから、ベビーカーを二人で持って運ぶことに(笑)

ベビーカーがあるのなら、エレベーターがあるかどうかはやはり重要。

LNER(ロンドンとリーズ間で乗る電車)の車いすスペースに助けられた

ロンドン行きの電車では、荷物置き場のある車両にベビーカーを置いて、膝の上に乗せて座ろうと思って、普通の席を予約していた。ところが、荷物置き場は、ちょうど前に乗った人が荷物を2つほど乗せたので置くことができなくなってしまった。

どうしようかと思っていたところ、たまたまスタッフの人が声をかけてくれて、予約し車両ではなく、そのとなりの車両(coach F)の車いすスペースにベビーカーを置かせてもらうことができた。空いていたのもあって、席も移動させてもらえたので、飛行機でいう一番前のバシネットを置ける位置に座れたのだ。

車いすスペースは予約できるのか?

どうやら、coach Fの車いすスペースは、ネットから予約することはできるらしい。

https://www.lner.co.uk/globalassets/lner-rebrand/pdfs/electric-seating-map-updated-april-2019.pdf

ただし、車いす優先スペースなので、「車いすスペースにベビーカーを置かないように」と記載がある。なので、この席をベビーカー利用として予約するのはやめたほうがいいだろう。同じ車両で予約しておいて、もし車いす予約がなければ座らせてもらうのが無難かな、と思う。

実際、空いている時間帯は、もう一組ベビーカー連れがいた。ロンドンからの帰りもこの席を利用したかったけれど、先客がいたので(車いすではない人だったが)ベビーカーだけ置かせてもらうことにした。

 

 備忘録としてつらつらと大変なことばかり書いたけれど、1泊2日でじつはかなりリフレッシュできた。フェルメールの絵を観たり、レオナルドダヴィンチ展に行ってきたり、思いがけず美味しい日本食料理を食べたり。

ロンドンの旅の記録は、次回に。