スリランカの味 ～キリバット～

前回のスリランカの話に引き続き、

頭の中はスリランカのごはんのことでいっぱいです。

久々にスリランカのホストファミリーに連絡してみたら

「またたくさんご飯作ってあげるから、スリランカおいで〜」と言ってくれました。

本当に家族のように優しい…。

スリランカカレーもいいのですが、

前回ブログにも書いたキリバットが無性に食べたい…

ちょっと塩味のついたココナッツミルクで炊いたごはん。

それをひし形に切って、バナナの葉の上に置いて

辛いルヌミリスとともに食べます。

このルヌミリス、味は家庭によって様々。

モルディブフィッシュが効いて旨味が強いもの、

めちゃくちゃ辛い、しょっぱい、でも止まらないもの、

シーニサンボールと言って甘めに味付けしたもの…

ちなみにホストファミリーの家の味は、モルディブフィッシュ多めでした。

その大家さん奥さんの、さらにお母さんが作ってくれたものは

激辛だけど止まらないもので、これもあと引く美味しさ。

これはもう、おばあちゃんの味と言ってもいい。

辛すぎてお腹を壊すけれど、また食べたくなる味なのです（そこまでして…）

キリバットは

お正月や誕生日など、お祝い事に食べられることが多いのですが

なんでもない日に「簡単だから」と作ってくれるのも嬉しいもの。

ひし形のキリバットは見た目もキレイですが

家でアッカーが作ってくれるのは、

炊きたてをどーんとお皿に盛るスタイル。

熱々のキリバットを冷ましながら食べるのもいいものです。

キリバットの画像を検索したら、美味しそうな写真がたーくさん出てきて

ますます食べたくなりました。

そこで、この日の夜ごはんはキリバットに挑戦。

ほぼ家に材料は揃っていたのですが

ルヌミリスに入れるモルディブフィッシュはさすがにない。

鰹節で代用もできるけれど

モルディブフィッシュも鰹節もないときは

何で代用したらいいのでしょう？

出汁の素でいけるのかな？

どのくらい辛さを入れよう…？

紫玉ねぎないから普通の玉ねぎでいいかな…

スリランカカレーのレシピはいろいろ出てくるのですが

キリバットとルヌミリスはなかなか見当たらないので

「スリランカの食文化」さんのおいしそうなレシピを参考に

させていただきました。感謝！

スリランカ料理のレシピsrilankanfoodculture.wordpress.com

そしてできたものがこちら。

 白いものがキリバット、

小鉢の上がパリップ（ダール豆）のカレー、

下がルヌミリス。

キリバットは、レシピより水加減を少なめに調整しました。

それでも、もう少し固めに炊いたほうが良かったけれど

初めてなのでこれもあり。

野菜がないので豚汁とともに。

初めてにしては大満足の味でした！

ルヌミリスは、激辛にするとお腹を壊す気がしたので

出汁の素を効かせて、旨味成分に頼りました。

全然赤く染まらなかったのは、

すりこぎがないためフードプロセッサーで作ったから？

本家は唐辛子で赤い色をしています。

スリランカでは朝ごはんに食べることが多いキリバットですが、

柔らかく炊いていて消化もいいので、

夜ごはんとして食べると翌日の胃腸の調子がよかったのでホッ。

キリバットの効果だけでなく、

パリップに入れたターメリックも消化吸収を助けてくれるので、

いつもより調子がよい感じでした。

あ～、また今日にでも食べたい…。