日本とイギリス、入院期間の違いとよかったこと
手伝いに来てくれていた母が帰国し、いよいよ3人での暮らしが始まったので、ブログタイトルを変更しました。
さて、産後3週間。
書きたいことがいろいろあるのに、まとまって時間がとれない。
とりあえず記憶が新しいうちに、出産で感じたことを。
よく言われている、日本とイギリスの入院期間の違い。
日本は4~5泊するのが通常だけれど、イギリスは当日、もしくは翌日退院が普通。
私も「翌日に退院なんてできるのだろうか」と思い、それもあって母に手伝いに来てもらっていました。
実際、夕方に出産し、後処置をしたら夜だったのもあって1泊しましたが、それでも産後24時間以内に退院しました。
~私が感じた翌日退院のメリット~
家のほうが自分のペースで休める
助産師さんにも、産前から言われていました。
「絶対つらいよね」と、まったくピンと来ていなかったけれど、産後納得。
慣れないベッド(しかもなんだか掛けシーツが薄い)、夜間もなぜかカーテンの隙間から天井の明かりが漏れてまぶしい、大部屋で一人だったけれどこれが他の患者さんもいたら落ち着かない、私と赤ちゃんの両方にそれぞれ違う担当スタッフが検温に来る(起こされる&寝れない)など環境面。
さらに「母乳全然出ないけれど追加でミルクはあげなくていいのかな?」「飲めてないのに脱水にならないのかな?」という不安。
ミッドワイフに聞いても「母乳をあげていれば出るようになるから、ミルクはあげなくていい」と言われ、あげる真似をしているだけだったので、早く家に帰ってミルク少しでもあげたい、と焦ってストレスになっていました。
実際、翌日家に帰ったら、自分のベッドで寝られるし、夫も翌日から一緒に育児ができたのはよかったです。
日本の退院指導はスパルタ?
妊娠中の母親学級で、退院後のお世話を一通り学んでいて、入院中は指導はとくになし。
沐浴は退院してから自宅で行う。
おむつ交換や授乳に関しては気にかけてくれていて、担当ミッドワイフが「できる?わからなかったら言ってね」と声をかけてくれました。
「〇時に△△指導、〇時に検温、…」とスケジュールが埋まっていると休めないな…と感じたので、これも1泊で帰宅できたのはよかった。
退院後の助産師訪問が手厚い
1泊で帰宅して何が不安かというと、やっぱり育児のいろんな不安であり、入院期間が短い分、ミッドワイフの家庭訪問が手厚くて相談できる人が多いのは助けられた。
産後、助産師訪問が生後1、3、16日目(+検診で通っていたところにも15、21日目に通いました)、ヘルスビジター訪問が生後14日目。
そのほか、イースター休暇だったこともあり、5日目には出産した病院でわざわざ採血をしに出向くことにはなりましたが。
たくさん訪問はあるけれど、だいたい聞かれることは同じ。
授乳はどうか?頻度はどのくらい?
母乳?混合?ミルク?
うんち、おしっこは何回くらい出ているか?
お母さんの会陰切開した痛みはどうか?(傷も見てくれました)
気分の沈みはないか?などなど。
はじめは母乳数滴しか出ず、生後3日目の訪問で相談したところ「今日から出るから大丈夫!」と言われ、実際本当に出始めました。
もちろん、退院前に退院指導はあります。
退院のときにもらう冊子には、出生登録のことから、退院後に起こりうる病気のこと、緊急連絡先などが書かれていて、20~30分ほどかけてミッドワイフと一緒に確認。傷の痛みはあるけれど、市販のイブプロフェンやパラセタモールを内服してよいとわかり、一通り不安も解消。
背景や文化が違うので一概にどちらがよいかは言えないけれど、イギリスでは翌日退院が可能なサポート体制ができている、ということがわかったのでした。