リーズ、3人暮らし

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リーズ、3人暮らし

~2020年3月に、およそ2年の英国リーズ生活を終えて本帰国しました~

英語クラスで感じたこと

オランダ旅行の続きを書こうと思っていたけれど日常のことを少し。

8月の連日の英語クラス通いも、いったんタームが終わりました。
次回は来週の9月中旬からまた始まる予定。

正直、最初の1週目は「リスニングとスピーキングについていけなくてしんどい」と思っていました。オーディオで流れてくる英会話を聞いて問題を解いたり、先生の質問に答えることもクラスの中ではだいぶ劣っているほうで、みんなの答えを聞きながら「そんな話だったのか」と知ったりすることもしばしば。

先生の質問がわかなかったときには頭がフリーズしてしまい、先生が2回3回同じことをゆっくり言ってくれていても、もう頭には入ってきません。
でも、見習いの先生たちはいつも優しくて、「ハーイ、〇〇!」と笑顔で迎えてくれたり、1日休んだ時は「どうして昨日休みだったの~?」と聞いてくれたりと、その心遣いに救われていました。
最初は「みんなできる人たち」と思って恐れていたクラスメイトだけど、よく考えたらビギナークラス。
コロンビア人でいつも笑顔の男の子は、スピーキング力はかなりありそうだけれど、文法は苦手だったり、ロシアの女の子はとてもクールで賢いけれど、「来て2年だけど、街中のイギリス人はネイティブのスピードだからよくわからない」と言っていたり。
自分だけではなくて、みんな同じように苦手を克服しに来てるんだと思うと、とても身近に感じるように思えてきたのです。

なぜかクラスメンバーは増えたり減ったりしていて、先週いなかった人が今週新たに入ってくる、ということもよくあります。が、ベースは変わらないので、空気に慣れてきた、というのもかなり大きいかなと思います。
だから、3週目から来たトルコの女の子が、先生の質問に「私は英語が話せないので…」とすごく緊張して話している様子をみて、”私も最初同じ気持ちだったよ~”と心の中で思っていました。(結局3日目以降彼女は来なくなってしまったけれど…)

毎日2時間だけど、それでも英語レベル0から0.1には上がったような。
とりあえず、来てみると毎日違うことが起きて楽しい、そんな4週間になりました。
2週目にあった先生との面談や、あなたの英語上達の目標はなんですか?というライティングの課題を通して、どうして英語を上達したいのかを考えるきっかけにもなりました。
そもそも、英語を習い始めてから「なぜ英語を上達したいか」と聞かれることは多々ありましたが、「友達を作りたいから」、「生活がもっとしやすくなればラクから」というぼんやりしたものでした。
「なぜ」ということよりも、ただ「英語が上達できたらいい」ということだけ。この先に英語を使った仕事を考えているわけでもなく。
はて、私はどこを目指したらいいのかな、なんて思っていました。

でも、クラスメイトと話すと、相手の国のことがどんどん知りたくなってくるのです。
よく出てきたテーマは、「食事」「スポーツ」「アート」「自分の身の回りのこと」などで、それも十分身近でおもしろいテーマだけれど、中南米や中東、ロシアや東欧のクラスメイトの国や宗教のことももっと知りたい、ディスカッションしてみたいなぁと思うのです。
だから、今は「なぜ英語を上達したいか」と聞かれれば、多国籍の人が住むこの国で、それぞれの国の文化や宗教を含めて、もっと知りたい、そのためのツールとして英語を上達させたいなぁと考えています。

3週間空くと、ずいぶんと英語から遠ざかった気がしているので、また来週からぼちぼち通えたらいいなぁと思っています。