リーズ、3人暮らし

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リーズ、3人暮らし

~2020年3月に、およそ2年の英国リーズ生活を終えて本帰国しました~

ローソンの無料型紙ダウンロードで、手作り布マスク

3月末に帰国した私たち。
使い捨てマスクのストックが2年前に購入していた1箱しかない。
1箱あるだけでも安心ではあるけれど、それ以上は購入できるのかわからないし、布マスクを作ることにした。
ちなみに、手芸は好きだけど、とくに手先が器用なわけではない、分類的には初心者。

=裁縫初心者の私の疑問=
とりあえず作ってみればいいのに、そこにいくまでいろいろ考えてしまう。

型紙どこから手に入れたらいいのか

型紙はどこから手に入れようか。
と思ったら、ローソンで期間限定の無料コピーサービスがありました!
5/11までなので、お早めに。
www.lawson.co.jp


男性用・女性用・子ども用の3タイプをコピーしました。

布は何を使えばいいのか

ハンカチでも作れるくらいなのだから、どんな布でもできるはず。
家にあった何に使うでもない布。よくある柄がプリントされた”シーチング”という布です。
イギリスで購入したピーターラビット柄のもあったけれど「ちょっと派手かも」と思い、あまり目立たない柄をチョイス。
さらに、子どもの沐浴布を裏地に。じつはダブルガーゼ。
この2枚を使用。
この型紙だと、それぞれの布(表地、裏地)で28㎝✖31㎝ほどあれば、男性用が1枚できます。
縦横あるけれど、たいして引っ張ったりするものでないので正直気にしなくていいと思う。(と、私が言うのもどうかと思いますが)

手縫いでできるのだろうか

ミシンがないから時間がかかるかと思ったけれど、子どもが寝てからちくちくと縫ってできた。
感覚としては、スタイより簡単。
サイズも小さいし、重ねる布が2枚なので縫いやすい。
左右対称に縫わないと、顔につけたときにちょっとずれていたりするので注意。
私用のは、ずれています(笑)

ゴムは、これまた家にあったゴム。お菓子の包装でついていたんだろうか…ちょっとラメが入ってキラキラしている。
ストッキングでもいいけれど、夫用にはちょっと変かな?と思って、ひとまずこれで完成。
さっそく外出時に使ってもらっています。
私用は、まだゴムが見つからないのでおそらくストッキングになりそう。
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夏野菜の栽培を始めました

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早めに帰国したので、夏野菜の栽培時期に間に合いました。

というわけで、トマト、ピーマン、バジル、小ねぎの苗を買ってきて、ベランダ菜園を始めました。
畑を借りても、まだ歩けない子を連れて行くのはちょっと大変なので、今年はベランダで。

トマト、ピーマンなどの夏野菜は、だいたいGWくらいに植え付けるといいのですが、植え付けの日はちょっと寒かったかも…。

バジルはコンパニオンプランツ
トマトなどの害虫予防のために、トマトの横に植えます。
しそと小ねぎはすぐに使いたいので、ベランダにあると便利。
しそは、以前畑で栽培したら、わんさかできて収穫が追い付かなくなったので、こじんまりやる程度でいいかもしれません。プランターなので、期待しているほど大きくならないかもですが…。
ピ―マンは鈴なりにじゃんじゃかできて面白いですが、プランターは初めて。どうなるでしょうか?

プレイグループのライブ配信

毎週参加していた教会のプレイグループは、この状況になってからfacebookで毎週ライブ配信をしてくれています。
早い対応と、この状況でも楽しませてくれて、本当にありがたい。

私たちにとってこのプレイグループは、
最初の児童館的な存在であり、
英語の練習の場であり、
定期的に人と会う機会となっていました。

日本に帰ってきた今も、子どもの交流の場に出向くこともできず、近所に友達もまだいないので、家で静かに遊ぶのみ。もしくは近所の公園を少し散歩。
このライブ配信、時差が8時間あるせいでオンタイムに見るのはなかなか難しいけれど、しばらくは引き続きライブ配信の動画を見返して、お世話になろうと思います。

今週の回では、歌のお兄さんが、最後に息子に向けてバースデーソングを歌ってくれました。
お世話になったプレイグループの方に、メールで日本に帰ったことを伝えたら、そのことも話してくれていました。しかも、事前に名前の発音の確認までしてくれて。
息子は、わかっているのかいないのか「うんうん」とうなずく真似をしながら聞いていました。
「なんかいい歌だな~」くらいに思っているのでしょうか。

この1年は自粛しなくても家にいる日が多い1年でしたが、さて、明日もあさっても家にいよう。

息子、1歳になりました

2週間の自宅待機生活が終了し、引っ越しをして新生活が始まりました。

昨日転入届を出してから、息子の誕生日まで2日しかないけれど、1歳までの予防接種のBCG、肺炎球菌(PVC)3回目を接種できるということで、大急ぎで予約しました。
新型コロナウイルスの影響で、BCGは新規予約中止しているところもあります。
近隣5クリニック中、2カ所は予約できず。
電話をかけて偶然当日予約で行けるクリニックを見つけ、久々に息子を連れて外出しました。
クリニックで日本語が通じる安心感…。
先生の説明全部わかる…。
無事に接種することができました。


そして、息子は今日で1歳に。

好きなもの:バナナ
嫌いなもの:お風呂のふた(コロコロ巻くと激しく泣く)
ハマっていること:ラ行「アレレ~、レレ~」とよく言う

引っ越し後で片付けが終わっていないので、準備もそこそこに3人だけで静かにお祝いです。
別送品がまだ届いていないので、プレゼントとしてあげようと思っていた子供用リュックはまだ届いてません。それでも、親戚や両親からお祝いのメールをもらったり、プレゼントも用意してくれているみたいで、息子の誕生日は親だけでなくて、親戚も一緒に喜んでくれているんだなぁと感じています。
プレイグループでも同じ月齢の子が誕生日を迎えていて、一緒におめでとうを言い合いたかったなぁ。

新型コロナウイルスの影響③ ~日本に到着するまで~

ハプニングのフルコースで、てんやわんやの帰国。

2日前にやっと帰国便が確定する

6月本帰国の予定だったので、KLMでチケットはすでに取っていたので、それを変更する作業から。
KLMは、twitterで24時間問い合わせ可能で、それで何度か日付を変更することになった。この事態なので、問い合わせも混んでいる。最終的に、日本の問い合わせ先にskypeで電話をかけた(それもつながるまで1時間半かかった)。
skypeクレジットを£4で購入(最初の1ヶ月無料)できたのは本当に助かった。1時間半も日本にかけたらいくらになっていただろう…。
これでなんとか出発の2日前に便が確定した。

KLM リーズ→アムステルダム
KLM アムステルダム→成田

オランダ経由が若干心配だったけれど、乗り継ぎ時間も少なく、成田着というのも都合がよかったのでこのままに。
このオランダ経由が、のちに大きく影響する。

借りていた部屋は、次に入居の方が決まったので、荷物を多少置いていくことができたのはよかった。
ただ、出発の4日前には外出禁止令が出されて、家族以外と会うことも禁止。
譲る予定だったベビーグッズは、リーズの友人にいずれ外出禁止令が解除されたら取りに来てもらうことにした。
そのせいで、お世話になった方にあいさつすることもできず、突然終わりを迎えてしまった…。

当日フライトキャンセル

リーズから空港へは、1時間に1本空港行きのバスが運行していた。uberも何台か走っていた。
空港へ着くと、1日1便、私たちの乗る予定だった飛行機だけが運行している。空港の入り口が閉まっているし、中国人らしき人達はマスク・ゴーグル・レインコートなどなど、わりとフル装備。空港内も2mのsocial distanceをとるよう言われる。
アムステルダム行きの便に乗ったタイミングで、夫のメールに次のアムステルダム→成田行きのフライトがキャンセルとなったと連絡がきた!
このタイミングでどうするんだ?!と焦る。
ひとまずアムステルダムへ移動してから考えることに。

遠回りしてイギリスに逆戻り

アムステルダムの空港のインフォメーションで、結局ANA便でロンドンへ行き、ロンドン→羽田へ変更してもらう。

KLM リーズ→アムステルダム
BA アムステルダム→ロンドン
ANA ロンドン→羽田

ずいぶん遠回りしてロンドンへ行くことになった…。
幸いだったのは、その日の夕方にロンドンへ行き、そしてロンドンを出発できたこと。どこかで1泊するには子どももいるし、この状況では不安が大きい。実際、空港内で毛布にくるまっている人も見かけたので、なんとか移動できてよかった。

手持ちの離乳食を食べきってしまう

離乳食を3つとバナナを手荷物に持っていたが、リーズ、アムステルダムでそれぞれ待ち時間にあげてしまったので、残り1つ。
最後の1つとバナナは、羽田行きの便に乗ってから夕食の時間帯にあげてしまった。本当はバナナだけにするつもりが、なぜかものすごい食欲だった。CAさんにお願いして、夕食に出ていた丸パンをいくつかもらえたので、なんとか翌日の朝もあげることができた。
完全に誤算だったけれど、やっぱり離乳食は多めに手荷物に入れておかなくては…と改めて思った。

ベビーカーがない、預け荷物もない

当日の便がキャンセルになった時点で、ロストバゲージになるかも、と思ったら的中した。リーズで預けたスーツケース3つは結局羽田で受け取れず、とても身軽のまま家に帰ることになった。
ベビーカーは、スキポール空港で搭乗口のところで渡し、受け取りは羽田空港の予定だった。が、羽田について飛行機を降りたところにいくつか置いてあるベビーカーの中に、私たちのは見当たらず、ひとまず手持ちの抱っこ紐で検疫待ちをした。ベビーカーは最終的に検疫後に受け取ることができた。

ハプニング続きだったけれど、よかったこともある。
ANAでバシネットが使えたのは、私たちの負担をかなり軽くしてくれた。
もう1日がかりの飛行機での移動で疲れた息子は、夜9時すぎにバシネットで爆睡し、5時間も通して寝てくれた。
そして、おとなりさんも同じく駐在で本帰国のお子さん連れ。心強かった。

コロナウイルスの影響② ~帰国のご報告~

みなさんこんにちは。

今、このブログを日本で書いています。

 

3月の後半からイギリスの様子はかなり変わりました。

不要不急の外出自粛要請が3月半ば。その後はさらに感染者数が増加し、数日後には学校休校、翌週には外出禁止となりました。2人以上で会うことも禁止、パブ・レストランも閉店、1日1回のエクササイズと必要最低限の食品の買い物が許されています。

 

この状況で夫の仕事も在宅ワーク、オンラインミーティングへと変わりました。

生活していても、街から人がどんどんいなくなり、あんなににぎやかだったマーケットや街ががらんとしているのを見て、寂しく感じました。

 

私達はもともと2年のビザだったので、本帰国まであと2か月ちょっとあったのですが、イギリスの感染ピークが5月後半~6月ごろと言われていたので、夫の仕事や子どものことを考えて、その期限が切れる前には帰国したほうがいいと判断して、少し早めて先週末に帰国しました。

 

帰国を決めてから、実際にイギリスを離れるまで10日ほどしかなく、バタバタと引っ越し準備や片付けをしたので、直接ごあいさつすることができなかったのですが、リーズで知り合った皆さんには、本当にお世話になりました。

日本人の方はもちろん、私の数少ない居場所であったESOLのクラスやプレイグループで会ったスタッフの人に、最後にきちんとあいさつできなかったのが残念。英語の勉強だと思ってメールを送ろうと思っています。

 

正直、自分の中で急遽帰国したことがまだ消化できておらず、時差ボケもありつつで、ぼんやりしながら日々過ごしています。

久々に食べた納豆巻きはすごく美味しかったけれど、なんでもかんでもすごく美味しい!とか、あれ食べたい!という欲もそこまでなく、淡々と過ごしている感じです。

それに、自宅待機中であることもあって街を歩いてないので、「日本に戻ってきたな~」という日常の感覚もたいして戻ってきてません。

 

帰国間際にもいろいろあったので、もう少しこのブログを書いて整理しようと思います。

 

コロナウイルスの影響①

イギリスにもコロナウイルスの影響がかなり来ています。
日本の方も、在英の方も、ほんとにお疲れ様です。

イギリスでは、この1週間で状況が大きく変わりました。


無事に旅行に行けたのが3月初め。

このころは、GP(かかりつけ医)からのSMSでの連絡では、14日以内に武漢など特定の地域から来た人の自主隔離、タイ・日本・台湾などから来た人で、症状ある人はNHS111に連絡してね、GPには直接来ないでね、とのことだった。
街も通常通り。

12日首相会見では、「封じ込め」から「delay」のフェーズへ。
手洗い(20秒、と言われているけれど実際20秒はとても長い)と症状のある人は1週間の自主隔離を。
感染ピークは10~14週間後くらいになるだろう、とのこと。
休校はいろんなデメリットの方が大きいのでしない。

その後、スーパーからトイレットペーパー、パスタ、洗剤などが少しずつなくなる。
以前行っていたESOLのクラスやプレイグループはしばらくお休みとの連絡。

今週に入り、16日首相会見では、不要不急の外出・旅行は控える、10人以上の集まりは控える、高齢者は自主隔離してね、というお知らせ。

20日からは学校も休校が始まる予定。

日々状況が変わっているし、英語で情報を得るのは苦労しますが、なんとかネットやBBCnewsで追っています。

イギリスのすごいと思うところは、

NHSが医療情報をまとめてくれている・GP登録しているとGPからSMSで連絡をくれる

テレビからの情報だけではなく、きちんと医療機関を通じて情報が来る。最初にGPからSMSが来たときはびっくりしたけれど、情報が錯そうしたりしなくていいしわかりやすい。
医療受診のときは、内科、小児科、…と科ごとのクリニックに行く必要がなく、まずGP受診。
なので、いかに患者が殺到しないようにするかの対策、スタッフへの配慮がされている印象。
それでも、各GPで細かい対応は決めていると思うので、本当に大変だと思う。

学校休校にしていない(その後、20日から休校の方針へ)

賛否両論あるかと思うけれど、共働きも多いし、両親が見れないとなると、リスクの高い祖父母がみる流れに行くのはまずい。
イギリスではとくに、「高齢者リスク高いから注意してね、外出も控えてね」と言われていて、高齢者を守りながらいかにゆっくり集団感染していくか、をポイントにしているんだと思う。
結局、20日から学校も休校になるけれど。

大学はオンライン授業導入

大学が閉鎖になったのはたしか今週はじめ。
リーズ大学はオンライン授業も始まっているそう(もちろんキャンセルになっている授業もある)
その切替えの速さ!先生たちの準備もあるけれど、もともとそういう体制ができていないとすぐに切り替えられないだろうから、大学レベルのIT環境すごい。


街全体を封鎖しているわけではないので、屋内マーケットはまだ活気がありましたが、日々の変化が急すぎて今はちょっとしんどいなぁ…。